小倉は北九州観光に最適なスポットです。
もしも時間に余裕があるなら、猫島で有名な「藍島・馬島」まで行ってみてはいかがでしょうか?
フェリーが出ている港というと遠いイメージがありますが、なんと小倉のフェリー乗り場は小倉駅から徒歩で行くことができます!魅力ある離島まで行きやすいこともおすすめポイントの一つです。
今回は小倉から藍島・馬島までのフェリー情報や観光の見どころを紹介しますので、小倉に遊びに行く機会があったらぜひ足を運んでみてください。
※掲載情報は2023年5月時点のものです。
藍島・馬島とは?
藍島・馬島はどちらも、北九州市小倉からフェリーに乗っていく離島です。
猫島という別名を持つ島は、その名の通り猫がたくさん暮らしているので、島中のいたるところで猫に出会えます。
藍島の方が少し大きく民宿などもありますが、馬島は売店や自動販売機がない静かな島です。藍島に行く途中に馬島を経由する形になるので、時間が許せば2つの島に立ち寄れます。スケジュールが厳しいときは、どちらかの島をゆっくり見て回るのもおすすめです。
小倉からフェリーで行く藍島・馬島
アクセス
JR小倉駅からフェリー乗り場となる、小倉渡場を目指します。
小倉駅北口を出て、国道199号線を東に行くとまもなく小倉渡場が見えてきます。所要時間は徒歩約5分と駅から近い場所にあります。
看板もあるので周辺の雰囲気ですぐに分かるはずです。週末や連休は猫島に行く観光客も多いので、流れについていくのもいいでしょう。
フェリー情報
住所:小倉渡場北九州市小倉北区浅野3-9-1
電話番号:093-531-1712
アクセス:JR小倉駅から徒歩5分
北九州市HP
利用料金
- 小倉~藍島:大人600円/子ども300円
- 小倉~馬島:大人420円/子ども210円
- 馬島~藍島:大人180円/子ども90円
- 回数券:11回分で10回分の料金
- 2枚ペア切符(大人2名往復)小倉~藍島:2,000円/小倉~馬島:1,400円
- 4枚ファミリー切符(大人2名・子ども2名往復)小倉~藍島:3,000円/小倉~馬島:2,000円
フェリーの所要時間・時刻表
小倉渡場から藍島までの間に、一旦馬島に寄ります。馬島までの所要時間は約20分、馬島から藍島までは約12分です。
フェリーの時間は限られているので、時刻表を確認しながらスケジュールを組むのがおすすめです。
夏季・お盆・年始を除く通常時の時刻表を掲載します。
月~土曜
上り
藍島発7:00/13:30/15:30
馬島発着:7:10/7:13/13:40/13:43/15:40/15:43
小倉着:7:45/14:05/16:05
下り
小倉発:10:30/14:30/17:30
馬島発着:10:50/10:52/14:50/14:52/17:50/17:52
藍島着:11:05/15:05/18:05
日祝
上り
藍島発7:00/13:30/16:30
馬島発着:7:10/7:13/13:40/13:43/16:40/16:43
小倉着:7:35/14:05/17:05
下り
小倉発:9:30/14:30/17:30
馬島発着:9:50/9:52/14:50/14:52/17:50/17:52
藍島着:10:05/15:05/18:05
※夏季・お盆・年始は異なります。
>>時刻表はこちら
予約の可否
こくら丸のチケットは、出発の30分前に発売されます。事前の予約ができないため、当日小倉渡場で購入しましょう。
フェリーは定員150名と多くはありません。週末や連休で人が多い場合は整理券を配るので、早めに行っておくことをおすすめします。整理券を配る場合は整理券なしでの乗船ができないので注意してくださいね。
フェリーは自由席なので整理券さえ受け取っておけば、並んだ順に乗船して空いている席やスペースで出航と到着を待てます。
チケットには猫をイメージしたイラストが描かれているので、小倉観光の記念に取っておけますよ!
藍島の見どころ
藍島に着くと早速猫たちがお出迎えしてくれます。
人懐っこい猫は観光客を見ると近づいてくることもあるので、猫好きな人は写真を撮ったりなでたりできます。港からすぐのところには、藍島案内図があるので島のどこに何があるのかをチェックできます。イラスト入りでわかりやすいので参考になりますよ。
猫と遊ぶときの注意点
藍島で暮らしているほとんどの猫は野良猫です。
地元の漁師さんや住民の人からもエサを貰っていますが、猫にエサやおやつを与えるときは、地面に置かずにトレーや使い捨てできる容器などに入れましょう。その際ゴミは各自で、持ち帰るなどマナーを守ることが大切です。食べ残しをそのままにするのはNGです。
島で暮らしている住民の敷地内に無断で入るなどもマナー違反です。猫と遊びたい場合は、民家の敷地内ではないところで遊びましょう。写真も家や人が写り込まないよう配慮が必要です。
港で会える可愛い海の生き物
藍島の港周辺にはスマメリ(小型のイルカ)が生息しています。
6月~8月の海が静かな日はスナメリに会える可能性があります。猫のように絶対に会えるわけではありませんが、藍島に行くのが6月~8月のタイミングであれば港でスナメリがいないか探してみるといいでしょう。
藍島に行く前にチェックしておきたいこと
藍島には観光客も上陸できますが、元々観光スポットではないのでお土産店やカフェはありません。
タクシーやバスもないので、どこかに行きたい場合は徒歩になります。民宿は数軒ありますが、宿泊客以外は利用できないものもあります。公衆トイレは港の待合所の1ヶ所となります。整備されていないところも多いので、歩きやすい靴と動きやすい服装を選びましょう。
馬島の見どころ
馬島も福岡にある猫島のひとつとして知られるスポットです。
藍島の途中に立ち寄る形となり、藍島よりもさらに規模が小さく人口も50人以下です。島の人口よりも猫の方が多いのもポイントです。猫好きにも人気なので、藍島に行くならぜひ馬島にも立ち寄ってみてください。
目立った観光スポットはありませんが、自然豊かでゆっくりと時間が流れるのどかな雰囲気が魅力的な島です。
大山祇神社
馬島には大山祇神社という周囲を自然に囲まれた静かな神社があります。そのなかには天然の藤が自生していて、季節が合えば見事な藤を独り占めできます。
島を散策しながら海に行くと、対岸には六連島が見えるスポットがあります。自然が数多く残る静かな島なので人でごった返すこともなく、落ち着いた環境で絶景を楽しめる、ある意味穴場と言っていいでしょう。目の前に広がる美しい海と空、遮るものがなく遠くまで見える景色を堪能できます。
馬島に行く前にチェックしておきたいこと
とても小さい島で人口も少ないので民宿もありません。自動販売機もないので、飲み物はフェリーに乗る前に調達しておきましょう。万が一フェリーに乗り遅れてしまうと、馬島には宿泊施設はありません。フェリーの時間は常に気にかけておきましょう。
猫目当てで行く人も多いですが、島民の暮らしを邪魔しないよう配慮が必要です。
時間がないときは小倉渡場を観光
藍島や馬島に行ってみたいけれど、スケジュール的にフェリーに乗って離島まで行けないということもあるでしょう。
そんなときは船に乗らずとも港や船着き場の雰囲気を楽しめるので、小倉渡場まで足を運んでみてください。
小倉渡場までは、小倉駅からの徒歩圏内なので気軽に行けます。フェリーに乗らなくても、待合室や港の雰囲気を体験できます。時間を合わせて行けばフェリーをバックに記念撮影もできます。藍島や馬島に行けないという人も、雰囲気だけでも味わいに港へ行ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は北九州市の離島、藍島・馬島をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
北九州の小倉には観光スポットやグルメスポットがたくさんありますが、少し冒険したくなったら藍島・馬島に行ってみてください。猫好きにはたまらない旅行となるでしょう。
派手な観光スポットではないものの、非日常を味わいながらのんびりと過ごせます。フェリーに乗っていくので、途中の景色や空気も楽しめますよ。のどかな島にはフォトジェニックスポットもたくさんあるので、記念に写真を撮るのもおすすめです。