天神コア・天神ビブレの閉館後は?天神再開発まとめ【天神ビックバン】

天神といえば、福岡県内ではもちろん、九州でも随一の若者の街として名高い場所です。

流行りの飲食店やアパレルブランドが入った商業施設がいくつもあり、多くの若者が訪れ常に栄えています。昨今では海外からの旅行者の姿も多く見受けられます。
天神コア・天神ビブレは天神にある多くのビルの中でも、特に有名な大型商業施設です。しかしながら、その天神コア・天神ビブレは閉店しました。
この閉店の理由は「天神再開発」が大きく関わっています。こちらの記事では天神コア・天神ビブレの閉店時期や閉店後の再開予定について、そもそも天神再開発とは?という点を解説しつつご紹介したいと思います。

※掲載情報は2020年03月時点のものです。

天神コア・天神ビブレとは

天神コア・天神ビブレは福岡天神地区の中でも老舗の部類に入るファッションビルです。
この2つのビルは併設されており、すべての階で連絡通路が設けられているため、多くの若者が2棟を行き来することで相互に発展を遂げてきました。

天神コア

天神コアの基本情報

階数:地下2階、地上8階建て、屋上
収容店舗数:130店舗
延床面積:25,000 m²
オープン:1976年開業(2006年改装)

10代の流行ファッションの聖地

天神コアは地下鉄天神駅すぐ近くにあるファッションビルです。白抜き文字でマークの描かれた黒い看板が特徴的な建物で、ビルには約130店舗が入っています。特に若者向けのアパレルブランドの店舗が多数収容されています。10代~20代前半の女性がメインターゲットですが、メンズファッションも取り扱っています。
1970
年代にオープンして以降、長らく若者が集まる流行の先端的スポットとして利用されてきました。建物はB2階から8階まであり、飲食店街も入っています。

天神ビブレ

引用:Wikipedia

天神ビブレの基本情報

階数:地下2階、地上8階建て
収容店舗数:90店舗
延床面積:23,809.96 m²
オープン:1982年開業

若者文化発信の拠点

20代前半の女性をメインターゲットとしたファッションビルです。鮮やかな緑色の看板が特徴的な建物です。ビルには約90店舗が入っており、多種多様なアパレルブランドや本屋などの雑貨店を収容しています。ビブレの第1号店として1982年にオープンしました。
かつてはビブレホールというライブハウスも営業していて、音楽の最先端でもありました。ミスターチルドレン・福山雅治ら著名なアーティストの来演や椎名林檎が常連客として来場していたこともあり、若者文化発信の拠点としての役割も果たしていたのです。

天神コア・天神ビブレはいつ閉店したのか?

天神コアは2020年3月31日に閉店しました。天神ビブレは一足早く、2020年2月11日に閉店しています。
ビルに入っている一部の店舗やショップは、近隣のほかのビルに移動して営業を続けるようです。

その他にも閉店する施設

さらには天神コア・天神ビブレのほかにも、近隣に位置しているメディアモール天神は2020年夏、イムズは20218月に閉店することが決まっています。

天神コア・天神ビブレはなぜ閉店したのか?

そもそも天神コア・天神ビブレはなぜ閉店するのでしょうか?その理由は客足や売り上げの減少が理由ではないようです。
天神コアは建物自体の老朽化も理由の一つとして挙げているようですが、主に天神地区の再開発が影響しています。

天神再開発とは?

天神再開発とは、天神地区のさらなる飛躍を狙いとした都市開発プロジェクトです。
天神ビッグバン」とも呼ばれています。昨今、福岡は中国や韓国をはじめとした、アジア各国からの渡航者がそのアクセスの良さから増加傾向にあります。アジアでも随一の拠点都市を目指す上で、すでに多くの人が集まる天神を、さらに近代的な街へと発展させることを目的としています。

主な開発地区

天神再開発は、天神交差点を中心に、天神南駅や西鉄天神駅を含む半径約500m圏内がメインの開発地区となります。また、少し離れた西中洲、春吉付近も開発地区として挙げられています。

天神再開発の目標と期間

天神再開発は2024年を完了予定としています。2024年までに30の商業施設の建て替えを促すことがメインの目標として定められており、天神コア・天神ビブレをはじめとしたいくつかの商業施設が閉店するのはこのためと言えるでしょう。
地下街の整備や街づくり、混雑緩和を目的とした駐車場の設置、天神南駅まで通っている地下鉄七隈線の博多駅までの延伸工事など、多角的な開発を並行して行っているようです。これらの開発や施設の拡大を行うことで、新たな雇用と空間を生みだすことが期待されています。

天神ビッグバンの詳細はこちら

天神コア・天神ビブレの閉店後の再開予定は?

天神再開発により閉店することが決まっている天神コア・天神ビブレですが、その後の再開は予定されているのでしょうか?
予定されているとして、それはいつ頃なのでしょうか?

天神コア

天神コアは2020年の閉店後、2023年にビルの建て替え工事を経て、2024年春には再開する予定となっています。
この建て替えに際し、天神コアは福岡ビル、天神ビブレとの併合が決まっており、より大きく広い巨大なビルとなるようです。長年にわたり天神の中心的なファッションビルとして活躍してきた「天神コア」は、併合によって消滅するのではなく、名前を残す形で周辺地域に後継店を設けることが検討されています。

天神ビブレ

天神ビブレは天神コア、福岡ビルとの合併が決まっており、同じく2024年春に再開を予定しています。
天神コア、天神ビブレのほかにも閉店する施設やビルはありますが、その多くは天神再開発の完了を目指す2024年までに再開することが予定されています。天神ビブレも天神コアと同様、新天地で新たな店舗を設けると見込まれていますが、詳しい日程などは現状決まっていないようです。

天神コア・天神ビブレの再開後はどうなる?

併合することが決まっている天神コア、天神ビブレ、福岡ビルの三つのビルですが、2024年の春にオープンを予定している新たな大型複合ビルは、どんな施設になるのでしょうか?

福岡最大級の巨大高層ビルへ

新ビルの基本情報

階数:地下4階、地上19階建て
高さ:地上96m
延床面積:138,000
完成予定:202312
オープン予定:2024年春頃

地上19階建て!ホテルやオフィスを備えた大型複合施設

この3棟の建て替えは福ビル街区建替プロジェクト第1期と銘打たれたプロジェクトに分類されます。
2024年にオープン予定の新たなビルは、地上19階建て、地下は4階建ての大型複合施設となる予定です。天神再開発においてビル開発の規制緩和がなされたため、高層ビルも建てられるようになりました。完成した際には地上約100mに近い高さになるようです。
このビルにはこれまでの天神コア、天神ビブレの担ってきた若者の集まる流行のファッションビルとしての役割はもちろん、規模の拡大に合わせホテルやオフィスフロアも備えることになります。商業施設は地下に、8階以上はオフィスフロアに、見晴らしのいい1819階はホテルになるようです。

なぜ併合されるのか?

なぜ天神コア、天神ビブレ、福岡ビルの3つのビルが併合されるのかというと、これらはすべて西日本鉄道が一手に管理運営しているためです。同じ会社が管理運営しているからこそ、一区画を丸ごと利用した大きな商業施設の建設が実現可能となりました。

その他にも高層ビルが続々誕生予定

天神コア・天神ビブレ跡地の新ビルはもちろん、その他にもすでに多くのビルが着工・建設を予定されています。
例えば旧大名小学校跡地には24階建ての高層ビルが建設されており、こちらは2022年に完成予定です。オフィスフロアやホテルの入った大型複合施設になるようです。
天神ビジネスセンターは地上19階建てで、こちらは2021年の完成を予定しています。商業施設はもちろん、オフィスフロア等の入る複合施設となるようです。全面ガラス張りの外観も現代的で、天神のランドマークの一つとなることが見込まれています。

博多でも再開発の流れが到来?

天神ビッグバンは今よりも、さらに多くの人々を呼び込むためのプロジェクトですが、2024年を完了目標としている以上、それまでの期間は天神コア・天神ビブレをはじめ、多くの若者向け商業施設が閉店してしまうことになります。それに合わせて、天神から流れる若者を新たな顧客としてつかもうとしているのが博多地区です。

顧客の獲得を目指す博多

天神での様々な商業施設や店舗の閉店に合わせ、近隣のキャナルシティオーパや博多駅に入っているアミュエストでは改築や新たな店の誘致を行っています。福岡初上陸の店舗など注目店舗も多数あり、そのため、天神での行き場を失った若者たちにとっての新たな受け皿となる可能性があります。

顧客の維持を目指す天神

そうした博多での動きも受け、天神では代表的な施設の閉店により訪れる人々が減少することを危惧しています。そのため閉店する施設に入っていた一部の店舗を、改築済みのソラリアプラザなど他のビルが受け入れる、閉店しない施設も改装を施す等の対策を取っているようです。
古くより複合施設やデパート、地域に根付いた商店街などが互いに協力をしあうことで天神は今日まで発展を遂げてきたと言われています。この度の天神ビッグバンに際しても、様々な施設や店同士が協力し、変わらぬ集客に努めると思われます。

博多コネクティッドとは?

博多コネクティッドは天神ビッグバンに続き、博多駅を中心に半径約500mの開発を進めることを目的とした再開発プロジェクトです。
九州新幹線の開通とともに、国内外から特に多くの観光客が訪れ利用されるようになった博多駅をより一層発展させていこうというものです。
天神ビッグバンと同様に建物の規制緩和が行われるため、高層ビルの建築が用意となるようです。また、筑紫口付近などの街づくりやはかた駅前通りの整備なども目的としており、天神の次は博多が変化していくことになりそうです。こちらのプロジェクトも10年スパンで考えられています。

博多コネクティッドの詳細はこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか?
天神ビッグバンでは建物の規制を緩和しており、2023年に天神コア、天神ビブレ跡地に完成する新しいビルは19階建ての高層ビルとなります。また、3つのビルを併合することから、今以上に大きな複合施設へと生まれ変わります。
長年天神の街で流行の最先端を走ってきた天神コア・天神ビブレですが、九州随一の若者の街としてさらなる進化を遂げる天神の街の中でも、より一層象徴的なランドマークとなるかもしれません。

編集部

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